2018年10月3日
【弘道館】江戸と水戸の交流イベントのお知らせ
「近世日本の教育遺産群―学ぶ心・礼節の本源―」の構成資産である弘道館では,江戸時代の薬草・医学をテーマにしたイベント「江戸と水戸の交流イベント」を開催いたします。今年で3回目を迎えるこのイベントでは,徳川光圀が完成させた水戸藩上屋敷の庭園「小石川後楽園」,水戸藩校で敷地内の医学館に薬草園があった「弘道館」,水戸藩にまつわる薬草を収集・栽培している「水戸市植物公園」を会場に,それぞれの施設の特徴を活かしたイベントと3つの会場を巡るスタンプラリーを開催いたします。
弘道館では,医学館本草局長を務め,水戸藩の本草学に尽力した佐藤 中陵(さとう ちゅうりょう)(1762-1848)が第九代藩主・徳川斉昭の命で編纂した「山海庶品(せんがいしょぽん)」の植物画と水戸市植物公園ボタニカルアート同好会の皆さんが描いた薬草を中心とする植物画50 点を展示します。
中陵が活躍した江戸時代後期は,大名を中心に博物学が成熟し,その周辺に残された博物図譜の高度な芸術性が指摘されています。是非この機会に,江戸と平成との時代を超えたボタニカルアートのコラボレーションをお楽しみください。
1 イベント内容
(1) 企画展「佐藤中陵の『山海庶品』とボタニカルアート」
・期 間:平成30 年10 月7日(日)~20 日(日)9時~16 時30 分
・場 所:弘道館至善堂(水戸市三の丸1-6-29)
○弘道館庭園内に水戸市植物公園提供のハトムギ(身体機能の代謝促進),カワラヨモギ(胆汁分泌促進)など9つの薬草も併せて展示いたします。
(2)江戸と水戸をつなぐスタンプラリー
・期 間:平成30 年10 月6日(土)~平成30 年12 月24 日(月・祝)
・参加施設:小石川後楽園(東京都),弘道館(水戸市),水戸市植物公園(水戸市)
*期間内に3施設を巡り,3つ目のスタンプを押した施設で「オリジナルグッズセット」をお渡しします。オリジナルグッズセットは,3施設合計 先着200 名様にプレゼントいたしますので,ご注意ください。(無くなり次第終了)
2 観覧料
大人200 円,満70 歳以上100 円,小・中学生100 円
3 主催
水戸土木事務所弘道館事務所
4 共催
小石川後楽園,水戸市植物公園
5 協力
水戸市植物公園ボタニカルアート同好会
■ 車でお越しの際は,弘道館駐車場又は茨城県三の丸庁舎駐車場をご利用ください。
http://www.koen.pref.ibaraki.jp/p_kabetsu/index.php?detail=true&page=kodo&ind=1557